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お食い初め膳のメニューをはじめました。

百日祝い・箸祝い・真魚始め・歯固め、と地方によって呼び方も異なる、生後100日ごろに行われる儀式です。最近では、お宮参りと一緒に行われるご家庭も多く、当店でもお宮参りのお祝いをご予約のお客様からのリクエストにお応えしてお食い初め膳のご用意を始めることになりました。

お食い初め膳 10,000円(税別)
内容:
一の膳 祝い肴三種、多幸の酢の物、多喜合わせ、蛤吸い物、赤飯、歯固め石


二の膳 焼き鯛(時期により天然もしくは養殖でのご用意になります)

お食い初め膳 メニュー・食材の意味

一の膳

・祝い肴三種(いわいざかなさんしゅ)


黒豆、勝栗、紅白なます
意味:
黒豆:「マメ」は本来、丈夫・健康を意味する言葉で「マメに働く」など語呂合わせから縁起物として用いられる。
勝栗:干した栗の皮を剥くために臼で搗く(つく)ことを古語で搗ち(かち)と言った事から、「勝つ」と同じ読みとなり、「戦に勝つ」など縁起を担いで祝儀に用いられる。
紅白なます:紅白の水引の様におめでたい色使いから、縁起の良い食べ物とされる。

・多幸の酢の物(たこのすのもの)


意味:タコ(蛸)は八本足で末広がりという事から縁起物として扱われるほか、多幸と同じ読みから「非常に幸せ」という意味で祝いの膳に相応しい。また、歯固め石の代わりに関西地方では、タコをお食い初め膳に用いられる事もある。

・多喜合わせ(たきあわせ)


車海老 意味: 腰が曲がるまでの長寿を祈念して用いられる。
蓮根 意味: 穴の開いた様子から、先行き見通しの良い事、古来からの書物にも登場する様に、美しい蓮の花から沢山の種が生まれる事で、「多産の象徴」である事、節がある事で、「人生の節目を無事に迎える」などの縁起を担いだ食材として用いられるだけでなく、昔は薬用植物として扱われていた栄養価にも富んだ食材。

小芋: 里芋は、小芋、孫芋と子孫繁栄の象徴とされる食材(ただし、市場に流通する季節のみメニューに登場)

・蛤吸物(はまぐりすいもの)


蛤 意味:ハマグリは本来のつがいの貝としかぴったりと合わない事から、最適な伴侶と巡り合うことを祈念される。
亀甲椎茸 意味: 鶴は千年、亀は万年と言われる様に、永遠の幸せを祈念して用いられる。
結び三ツ葉 意味: 「縁を結ぶ」という縁起を担いでいる。

・赤飯

赤飯 意味: 古来より、赤い色には邪気を払うという意味があった事に加えて、小豆にも邪気を払うという意味が込められている。

・歯固め石

歯固め石 意味: 「齢」と言う文字が示す様に葉の健康と長寿は深い縁があり、石の様な丈夫な歯が生えて、長寿を授かります様に、という祈りが込められている。

二の膳


・焼鯛 (やきだい)


意味: 武士の時代には、切腹や打ち首という罪とは縁遠くあるように、という祈りを込められている。調理の際にも、ツボ抜きという技法で内臓を取り出し、腹部には包丁を入れずに下処理を行う。

 

焼き鯛は、お客様の人数やご希望により、調理方法や大きさ等の変更も承りますのでお気軽にご相談ください。

上記料金に含まれる焼き鯛は800gから1kgサイズのものです。

季節や天候によっては天然もしくは養殖でのご用意となりますのであらかじめご了承下さい。

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