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女将の食レポ!天然クエ尽くしコース食べてみた!!

女将の食レポ!

第二弾はクエ尽くし特別コース!

当店で今回初めて取り扱う事になった超高級食材の「クエ」!九州地方のご馳走として食べられるハタ科のお魚なので、瀬戸内のご馳走と言われる「アコウ(関東ではキジハタ)」も仲間ですが、外海の天然クエは大きくなると30kg以上にもなる大物です。今回初めての為、5〜8kgくらいが獲れたら送ってくださいね、と言ってたらキター!
捨てるところが無いとまで言われるクエを特別コースで開催中です〜!

まずは、クエでお出汁を取った【茶碗蒸し】でスタート。
今まで通常の茶碗蒸しだけでなく、ハモやフグの茶碗蒸しを頂いたけれど、一番コクと旨味の強い茶碗蒸しです!決して味が濃いわけではないのに未だかつて無いふんわりとした甘い余韻が長く広がる幸せな味わいです〜!

続いて、クエの【薄造り】。
盛り付けも美しく、たっぷりの薬味と酢橘、もみじおろしとポン酢、生わさびとお醤油。お好きな様に召し上がれ!と言うスタイル。クエはフグほど薄くせずに若干の食感を残した厚さの薄造りにしてあります。まずは何もつけずに食べてみると、旨味と苦味、甘味と酸味が絶妙なバランスで口の中に広がります。よく脂が乗っています。
酢橘を絞って薬味を巻いてポン酢&もみじおろしで食べてみると、あっさり軽やか、爽やか!その中にサクサクとしたクエの食感と旨味の後味が広がります。辛口のお酒好きにはポン酢がおすすめですね。冷えた純米吟醸酒、はたまた燗にした前割り焼酎との相性が完璧!今度は薬味を巻いてお醤油&生わさびで食べてみる。当店の濃醇辛口溜まり醤油のコッテリ濃厚な味わいにクエのコクが重なり、ぬる燗の特別純米酒と相性バッチリ!旨味系のお酒好きには醤油がおすすめします!私はお酒を2種類抱えていろんな食べ方を楽しみました!それほどボリュームたっぷりの一皿です〜。お箸が止まらないですね。ナイショで食通にオススメしたいのが、塩プラス酢橘!手塩皿に酢橘を絞って、醤油がわりに付けて食べると!!!おいっしい!クエの甘味が倍増してますます美味しい!お塩を試してみたい方はお申し付けくださいね!

いよいよ【クエ鍋】です。
あらかじめ骨付きのアラの部位はお出汁の中でしっかり煮込んでからスープと共に紙鍋の中に入って登場します。他のお野菜や上身(骨の無い切身)の部分を煮込んでいる間にアラと格闘します。ゼラチン部分がトロトロになって骨の髄から染み出しているので、もうお箸ではなく手掴みで骨にしゃぶりつきましょ。ヤケドに注意!お出汁が染みて美味しい!!そこへポン酢もチロリンとかけてください。クエの濃厚な脂にポン酢の酸味が合わさり、ますます美味しい〜!!
お鍋のスープにクエの脂が溶け出して、それを野菜が吸い込んで、野菜も美味しい。上身は注意深く好みの火入れ加減を見計らって、スープごとトンスイに。そこにポン酢をひとたらし!ぷりぷりの食感が堪りませんー!
お鍋はそのままでも、ポン酢でも、お出汁プラスポン酢でも、お好みで味を変えながら食べ進められて飽きずにスープまで完食してしまいました〜。

お鍋の途中で登場するのがクエの【唐揚げ】です。
ホントに味付けはお塩だけ?と思うほど、しっかりとしたクエの持ち味が楽しめます。お魚だけどお肉みたい、でも鳥でも豚でも無い、フグとも全然違うし、これがクエなのねー!
全く臭みが無い上にプリっとしているのに柔らかい食感。特に骨の周りがジューシー!今まで食べた事のある唐揚げの中で一番美味しい唐揚げに出会いました!!!骨に気をつけてお召し上がりくださいね。カボスを絞って頂くと、また風味が増して絶妙です。お好みでポン酢もアリですね。

最後はクエの【雑炊】です。
よく「フグはシメの雑炊が一番美味しいよね!」なんて言う人がいますが、それじゃ、それまでのお鍋やお造りや唐揚げが可哀想じゃ無い?と思ってました。が、、、クエのシメの雑炊は最高じゃない⁈それもそのはず、今まで食べてきたコースの美味しいものから全部のエキスが濃縮されているんだから!!!こんな美味しい雑炊は、クエ鍋を食べないと辿り着けないんですねー!納得です。これは絶対皆さん食べたほうがいいです!!!

既にお召し上がりいただいたお客様からは「初めてクエを頂いたけれど、とっても美味しかった!中でも、お鍋の骨付きのアラが最高に美味しかった!」「フグ鍋も美味しいけれど、私はクエの方が好きかも❤️」「美味しいクエで大満足です〜」などなど嬉しいお言葉を沢山頂戴しましたー!

是非是非、クエが大好きな方も、クエ未経験の方も、一度お試しください。今回は12/10ごろまでの期間限定です。ご予約お待ちしてます♪

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